自分用備忘メモといいつつ公開するのは、私も躓いたときにたくさんの先人のブログを読んで解決したり参考にしたりさせてもらったので、私のやり方も誰かの役に立つことがあるかもしれない・・と思ってです。
どういう人向けの確定申告か
私の確定申告内容が参考になる人はこういう人だと思われます。
- サラリーマンで給与所得がある
- 副業で事業収入がある
- 私は個人事業主としても開業届けをだしており、収入は雑収入ではなく「事業収入」にしています
- 青色申告をする
- 複数の証券会社で資産運用をしていて、譲渡や配当がある
- 消費税は免税でインボイス登録もしていない
準備
私は日常の収支管理にマネーフォワードを使っているので、日々の「これは経費だな」と思うものに経費フラグをつけている。
これを四半期ごとくらいにマネーフォワードクラウド確定申告にデータをインポートして決算・申告>決算書で所得(収入-経費)がどれくらいになっているかをウォッチする。これによって「今年のふるさと納税はいくらくらいまでいけそうだな」という目算ができる。※このマネフォからデータを取得し決算書を表示するところまでは無料ユーザーでもOK。
費用が項目ごとに集計されるので、これが把握できればe-taxに転記するだけ。私はe-taxに直接入力するタイプです。
損益計算書

ちなみに以前はマネーフォワード確定申告を使わず、マネーフォワードから月別の収支データをCSVでダウンロードしてGoogleスプレッドシートに貼り付けてピボットテーブルで・・・とかをやってました。
貸借対照表

貸借対照表はマネーフォワード連携で集計すると事業主借と事業主貸がほとんどになっちゃうのよね・・・。
年が明けたらやること
ふるさと納税のデータ「寄附金控除に関する証明書」取得
私はポイント還元を狙ってYahoo!ふるさと納税を使うのだけど、Yahoo!ふるさと納税から一括でこのデータが取得できない。Yahoo!ふるさと納税を経由して使った各サービス(ふるさとチョイス、ふるなび、さとふる)からデータをDLしないといけない!!これ地味にめんどい。。
さとふるとふるさとチョイスはXML対応してたのは確認済み。ふるなびはYahoo!からのふるさと納税がふるなび側のマイページに反映されなくて(私がなんかミスってるんだと思うけど)確認できず。あきらめて今回はふるなび経由ふるさと納税は手入力です・・・。
この証明書データはそれぞれのサイトで1月20日くらいまでに取得できるようになります。
証券各社の特定口座年間取引報告書を取得
証券口座が分散しちゃってるのでこれもめんどいんですが、各社の管理画面から特定口座年間取引報告書を取得します。これもXML形式のものが提供されてない会社があって厄介。
私が持ってる証券口座の提供タイミングと形式はこんな感じでした。
- SBI証券 1/11 XMLとPDF
- theo(日興イージートレード)1/11 XMLとPDF
- wealthnavi 1/13 PDFのみ
- 楽天証券 1/1 XMLとPDF
- 大和証券 1/11 PDF(XMLは時差があって1/18)
wealthnaviだけがXML提供してねええ!!!
会社員の源泉徴収票
私はサラリーマンで会社から源泉徴収されているのでその源泉徴収票を取得しておく。
いざe-taxへ!!
事業所得ありサラリーマンの場合は右の「決算書・収支内訳書」を選ぶ。

まず青色申告決算書を作成し、次に所得税の申告書を作成するという手順です。

次に収入の種類を選ぶ。私は営業等所得のみ。

営業等所得の損益計算書の入力画面。ここから売上、原価、経費を入力します。

まず売上の入力画面ですが

月ごとの入力画面に見えるけどよく読むとページ上部に↓のように書いてあって、月別にいれなくてもいいっぽい。月ごとに集計してるから入力できなくはないんだけど合計でもいいならと思って私は年間合計しか入れてないですw。
売上(収入)金額・仕入金額を月別に入力してください。
なお、売上(収入)金額を年間合計額で入力する場合は、画面中央の「売上(収入)金額の合計を入力」から入力してください。
年間合計入力欄がこれ↓

そしてその下にあるこれらは入力せずに進めるので進んだ。

売上原価は小売り等で何かを仕入れて売るみたいな場合に使うやつ(だと思う)ですが、私は仕入れはないのでここは飛ばして経費入力に進みます。
経費は一般的なものは項目として用意されているので、マネーフォワード確定申告で仕訳した損益計算書を元に転記していきます。

ここにない項目も3つまで追加ができるので、私は「会議費」とかを追加して入力しました。

経費を入れたら「営業等所得」の入力終わり。
青色申告のレベル?を選択します。私はマネフォ確定申告で仕訳帳と貸借対照表と損益計算書を作成しているのと、e-tax申請なので65万のやつでOK。

次に貸借対照表の入力。これもマネフォ確定申告で確認できるので、それを転記するだけ。ここまでで決算書はほぼ終わり、最後に次のステップが提示されるので、所得税の申告書を選んで進む。※ちょいちょい「ここまでのデータ保存しますか」って聞かれるので私はかなり細かく保存してる。データ消えたらやり直しだからね・・・

所得税及び復興特別所得税の確定申告書作成
ここから一気にサイトのデザインが20年くらい巻き戻りますw。このページから遷移するページも部分的に新デザインもあるので移行中ぽいですね。

私は株関連の所得は分離課税で申告するのでこの総合課税コーナーで入力するのは現状は事業所得と給与所得だけです。
事業所得の方は青色申告決算書のコーナーで入力したデータが自動で表示されるんですが、「訂正・内容確認」ボタンを押してこの帳簿の種類を選ばないといけないです。

マネーフォワードで帳簿作成されているので、2で良い。
この画面ではさらに「事業所得において源泉徴収された額」を記入する欄があるので、副業で源泉徴収されている額がある場合は記入します。副業先から支払調書とかが送られてくればいいのですが、送られてこない場合は自力で入力しますw。これも手入力なのであってるか本当に不安になるよw。
給与所得の入力
会社からもらってる源泉徴収票があればここはそのまま転記していくだけなのでここは楽

ページ下部に書面で交付された年末調整済みでない源泉徴収票の入力というのがあるのですがここは複数の会社から給与をもらってる場合とかなのかな?私は多分該当しないのでスキップします。
分離課税所得
株の譲渡や配当系は分離課税所得のところから申請します。複数の証券口座があって損益通算したい場合は分離課税(という考え方でいいと思われる)
ちなみに赤枠内のどちらを押しても遷移先のページは一緒ぽいね。

さてこのページ、よくこんなに分かりづらいページを作れるなと思うけどw、必要なのはこの2箇所で用語のリンクは用語説明に飛んでるだけです。

②の画面ではXMLをアップしたり手入力で報告書内容を転記します。

私はXMLがある4社はファイルアップロードで完了できて、wealthnaviだけは手入力です。ウェルスナビぇぇ。赤枠内をPDFを見ながら転記します。

さてここで私が躓いた&未だ不明なのが、この必要経費又は譲渡に要した費用のところ。

これXMLを読み込ませた日興のPDFには特定口座年間取引報告書の右下の摘要欄にこういう記載があって、これを記入するんじゃないの?って思ってるんだけど読み込ませた結果↑が自動で挿入されてないんですよね・・・。ここは手動で入力するものなの?それとも何も記載しないのが正解なの??費用の名称も自由入力だし。
友人の税理士に確認したところ、税制改正で令和4年分から証券会社が特定口座の譲渡費用として↓の額を入れてくれているみたいです。なのでこの金額はいれなくていい、が正解だったようです。。

とりあえず特定口座年間取引報告書を5社分入力して次へいきます。この酷い画面での入力はここで終わり。(今年は繰越損失がなかったけど昨年まではずっと繰越損をかかえていました・・)
収入と所得の確認
イケてないこの画面から、総合課税は給与所得を入力し(事業所得は青色申告決算書から自動で取得されてる)、

分離課税からは主に証券会社経由の所得を記入し終えました。

これで収入所得の部が終わり。続いて控除系です・・!
所得控除の入力
続いて所得控除の入力画面。ここは前画面の総合課税所得入力画面で入力した給与源泉徴収票のデータが表示されています。新たに追加で入力するのは私は寄付金控除(ふるさと納税分)だけ。

寄付金控除の入力画面ではふるさと納税サイトからDLしたXMLデータのアップと手入力どちらも可能。私は2社分のXMLと1社分を手入力・・・。震災の寄付をした人も手入力で寄付控除申請できますね。
まだまだ続く。続いては税額控除!
税額控除の入力
ここで難易度の高い「外国税額控除」の登場です。。
私はこの方のブログを参考にさせてもらいました、めちゃくちゃわかりやすかったです!!
https://toshi-investment.net/2021/02/14/how-to-submit-tax-deduction-of-foreign-dividends/
せっかく読み込ませた各証券会社のXMLがあるにも関わらずここは手入力で報告書の情報を転記する必要があります。私は米国配当がある3社分をこのように記載しました。

ただ、これ会社違うけど全部米国配当だから1つにまとめてもいいのかもしれん。ここも手入力だからミスってないか不安だ・・・。
そしてここ何いれたらいいの・・・?だった調整国外所得欄は↑の赤枠の合計っぽい。

外国所得税額の繰越控除余裕額又は繰越控除限度額の計算
前年提出の確定申告書の外国税額控除に関する申請書の中からこの項目を探してそれを転記する。私は外国税控除やりはじめたのが去年からだったので去年の分を見ても「本年分」しかないですが。

前3年以内の所得税の控除限度額等
こちらは過去3年の「それぞれの年の確定申告書」をとりだして転記しないといけないやつ。各年のこの部分を転記

計算結果の納税額確認!!
ここまでで一連の入力作業が終わり。慣れればまあ1日あればいけるかなという感じ。このあと住所確認とかもろもろあって最後に確定申告書の提出前データをDLできるのでそこまでをやっておけばあとは確定申告の期間が始まったらポチするだけ。
e-taxで早めに申請すると還付は3月には戻ってきた気がする。
それにしても手順をまとめながら振り返っても何か間違ってそうな気がして不安が拭えないw。
忘れてた・・・持株会で出てた配当もあったんだ・・。