Clubhouse の栄枯盛衰1ヶ月を振り返る

久々に新しいSNSがこんなに話題になりましたねえ。ちょっと前にリリースされたMEETがかわいそうになるくらいに・・・。

そしてClubhouseもあっという間に話題から消えていったような・・・。

話題になり始めたころは、サービスLPに掲載されてそうなキラキラアイコンばかりのroomスクショを眩しく見つつ、一般人のトークには興味ないな〜と静観してました。私、今メイン端末Androidだし。

しかし・・・私の推し(Youtuberヒカル)がやり始めたことで事情が変わりましたw

ヒカルのclubhouseを聞くために古いiPhoneを久々に充電し、1ヶ月ほど使ってみたので感想や考察まとめときます。

Clubhouseってざっくりこういうサービス

音声SNSって言われてるけど、私の理解としては、

タレントや著名人の行きつけの居酒屋で繰り広げられる会話を一般人が聞けるみたいなサービスですw

もともとのタレント知り合い同士がグループで来店することもあれば、一人で来店して知ってる人がいるテーブル(room)に混ざる、みたいなパターンもあって、そこでタレント同士の出会いも生まれる。

そしてその場で話している内容を一般人も盗み聞きできるってのがネット上でおきているって感じのサービス。

特徴として特筆すべき点

  1. 実名&招待制
    というところで初期はClubhouseをやってることがステータスになった(会員制のお店の会員権のような)
  2. アーカイブが残らない&規約ガチガチ
    正直そんなに強制力があるとは思えないけど、規約ではクラブハウス内の会話等は一切外部に公開してはならないとあるので、秘密クラブ的なノリもあった
  3. 音声のみでアプリから気軽に配信参加できるハードルの低さ
    普通に誰かと電話する感覚で移動中でもどこでも配信に参加できる

Clubhouseはなぜこんなに流行ったのか?

著名人が「一気に」参加したのが大きいと思う。Clubhouseはリアルタイムにそこそこのひとがいないと盛り上がらない。前述の居酒屋みたいに「行けば誰かいる」って状態じゃないと人が寄り付かないように。

で、Clubhouseは初期にタレントが一気に参加して著名人同士「行けば誰かいる」って状態になれた。これはもう緊急事態宣言のおかげ。飲食店の時短営業がなければあんな著名人やあんなタレントが21時とかに会食もせずSNSやるなんて実現しなかったはず。

こうして著名人が一気に参加したおかげでコンテンツ価値の高いroomが次々と生まれ、それを聞きたい人たちを呼び込んだって感じだと思います。

Clubhouseで配信されているものはざっくりわけるとこの4種類

Clubhouseのroom4分類

1.著名人同士が日時を決めてやるやつ

○○さんと21時から**について話しますみたいなやつ。

ただ、既存SNSにフォロワーがいて集客できる人はclubhouseじゃなくてYoutubeとかで配信したほうが断然いい。

・clubhouseはAndroidアプリが提供されていないので聞けない人がいる
・1room5,000人までしか同時接続できない
・アーカイブ残らないし拡散もされない

事前に告知する場所がなく、clubhouse内にいるひとにたまたま見てもらいたい場合のみ意味がありそう。そうなるとコンテンツ力は弱いものになりそうだけど。

2.著名人が突発的に始めるroom

著名人が突発的に始めて、同時間に接続している他の著名人がそのroomに参加して突発的にトークが始まるもの。内容はほぼ雑談。

テレビやラジオでは見ることができないこの人とこの人のトーク!みたいなレア組み合わせが聞けるのに価値がある。

著名人サイドとしては、わざわざ連絡して日程をあわせなくてもたまたまオンラインの人に声をかけて話ができるというのがメリット。久々の人や話してみたかった人と気軽に雑談トークしてるのをよく見かけた。

私が一番聞いていたのもこのタイプのroomです。

3.一般人が突発的に始めるroom

出会いやフォロー増やし目的みたいなのが多い。いわゆる無言部屋とかがそれで、「◯◯に興味ある人◯◯関係者友達作ろう部屋」、「◯◯関係者大集合!みんなでつながる◯◯部屋」みたいなroomタイトル。これ系で面白い部屋に出会うのはかなり難易度が高い。地獄部屋が多い。

4.一般人が計画して始めるroom

トークテーマと時間が決まっているもの。テーマが合えば聞く価値がなくはないけど、わざわざその時間に合わせてリアルタイムで聞く価値があるものは少ないですね・・・。

clubhouseはなぜ衰退してきたのか

本当に貴重なレア著名人は忙しいのでそもそもそんなにclubhouse使う時間ない→clubhouseにいるメンバーがいつも大体同じ→同じようなメンバーと毎日話すことない

いきつけの居酒屋でもさすがに毎日同じ常連だけで飲んでたら飽きるしね。

そんな感じでだんだんアプリ開いても面白いroomに出会えなくなり、アプリを開く機会が減って・・という人が多いんじゃないかな。

あとは

・トークのコンテンツが資産として残せない
・現状マネタイズポイントがない
・毎日いると暇だと思われるリスクw

とかも続けていくには課題。

そんな中、盛り上がってた1ヶ月やってみて(頻繁に聞いてたのは最初の一週間くらいだけど)見つけた面白かったroomいくつか紹介しときます。

浅野忠信の毎日深夜一人喋り

浅野忠信が一人でぶつぶつ喋りながら画を書きながら配信するというroom。非常にシュール。たまにタレントとかが会話に参加したりしてたけど、基本は一人でずっと喋ってた。

おぎやはぎ小木夫妻の部屋

おぎやはぎ好きなんだけどラジオくらいでしかトークが聞けなかったから嬉しい。夫婦仲良くて聞いててニヤニヤする。

石野卓球がただミックス流す部屋

深夜に何度か遭遇したやつ。瀧もClubhouseのアカウントあったからワンチャン二人の部屋ができるのでは・・!と期待してたけど今の所なさそうです。

深夜にバンドマンが集まってくる部屋

DragonAshのDr.さくさん中心に界隈のバンドマンが集まってくる部屋。アーティストの素のトーク聞けるのは超貴重で面白かった。

若槻千夏のClubhouseポリス報告部屋

Clubhouseやって一番の収穫は若槻千夏とウエンツ瑛士の面白さを再発見できたことw。ヒカルがClubhouseをやらなくなってからは若槻千夏が入ってる部屋を追いかけるというClubhouseライフをしばらく送っていた。

若槻千夏がClubhouseポリスを引退したと同時に私もClubhouseを開くのをやめましたw。

あと、私は立ち会えなかったんですがこんなことも発生していたらしいw

Clubhouse今後どうなる?

なんだかすっかり勢いをなくしてしまったような感じはありますが、Android版がリリースされたらまた一度盛り上がりの波はくるかもしれないとは思います。多少の機能追加くらいでは盛り上がりが復活することはなさそう。

忙しいけどコンテンツ価値がある人はトレーニング中みたいな身体は忙しいけど脳と耳と口があいてるって時間を使って価値あるコンテンツを配信するのは良さそう。

個人的には、電気グルーヴ2人のトークとかそういうの聞きたかったので、突発的な雑談よりもラジオの代替みたいになってくれると嬉しいなーと思います。