長岡の花火大会は思っていたより気軽にいける花火だった!

長岡花火大会フェニックス
2023年もこのページへのアクセスが増えてきたので2022年の情報を追加しました。以下は2016年〜2019年、2022年の情報です。

仕事の関係で2016年に初めて長岡の花火をみて衝撃を受け、今度は絶対にプライベートで来るぞと心に誓った翌年。

でも、日本三大花火だし、めっちゃ人多くて観覧場所も宿泊も新幹線も取れなくて大変なんじゃないの??って思ってた。

そんな私が今年プライベートで実際に2日間行ってみて分かったのは「思ってたより意外と気軽にいけるじゃん」ってこと。サマソニとかカウントダウンジャパンとかコミケに比べたら遥かに楽!!これを読んで気軽に長岡花火に行く人が増えれば幸いです。主に東京から新幹線で行く勢向けです。

会場の混雑具合〜どれくらい混んでいるのか?

長岡花火大会は「有料観覧席」というものをかなり広範囲にとっています。というか「花火会場」と言われている部分はほとんどが有料観覧席です。

長岡花火会場マップ

上の地図の大手大橋、長生橋、土手、川、で4辺を囲まれた地域が全部有料観覧席なので、有料観覧チケットがないとエリアに入れません。観覧席チケットを持ってる人しか入らないエリアなので、会場内の通路が大渋滞で歩けないとか、道端でシート敷いて通行を妨げてる人がいるなんてことがなく、とても整然としています。しかも、有料観覧エリアも結構余裕をもって作られているので、窮屈感が全然ない!!昼間から場所取りする必要もない!優雅に楽しむには有料チケットは必須です。

右岸ベンチ席はこんな感じです

長岡花火右岸ベンチ席の写真

仮説トイレもそこそこある

長岡花火会場の仮設トイレ

有料観覧チケットは手に入るのか?

意外と普通に手に入ります。事前にネット抽選に応募できるんだけど、何人かで手分けして応募したら全部当選したw。あと当日券もあったみたいです。ちなみにベンチ席は1席3,000円。マス席は18,000円で6人まで入場可。ただマス席に大人6人は結構ギリギリなので6人なら2マスとるのが良いです。

残念ながら2022年、2023年かなりチケットが取りづらくなりました。長岡市民先行でかなり売れてるじゃないかなという感じです。一般抽選で周りの友達もかなり落選してます・・・。

マス席やベンチ席どの席を買うのがいいのか?

長岡市外から電車で行く場合は「右岸側の席」の一択です。上の地図でいうと川の下、駅に近い方です。花火大会開始直前から終了後しばらくは川を渡るための大手大橋が通行止めになります。うっかり左岸側に行ってしまうと駅に戻ってくるのがとても大変です。東京への終電は間に合いません。

右岸側マス席の良いところ

目の前(というか目の上)で花火がバンバンあがる臨場感が楽しめます。ビニールシートひいて数人で枝豆とビールを囲んで〜というお祭り感が楽しめます。ただ、ベニヤの上のマス席なので人が通ると床が揺れるw。ミニ三脚たてて写真撮影する人は注意です。あと雨が降ってしまうとビニールシートに水が溜まって大変です。

右岸側のベンチ席の良いところ

斜面に設置されているベンチ席なので遮るものがなく全体が見渡せます。マス席よりも首が痛くならないかもw。あとトイレが比較的近いのと帰りも駅に近いのが良いです。2人〜3人ならベンチがおすすめ。雨でもそこまでダメージを受けないのが◎。

無料自由席エリアの様子はどんな感じ?

2018年8月3日の自由席エリアの写真です。まず、左岸(長岡駅から遠い方)の斜面自由エリア16時くらいの様子。まあまあビニールシートが貼ってあります。

↓は同じく左岸の長生橋のふもとあたり。同じくらいの時間帯です。ここはまだ余裕ありました。三尺玉打ち上げエリアにも近く、十分みごたえある場所だと思います。

↓は右岸長生橋のわき。大手大橋じゃない側です。ここは三尺玉打ち上げエリアのどまん前です。フェニックスやスターマインはこの橋が多少邪魔しそうな感じですが、間違いなく三尺玉は迫力の場所だと思います。

何時に着けば打ち上げ開始に間に合うのか?

長岡駅から会場までは普通に歩いて20~25分。ピークタイムが18時半〜くらいだと思うのだけど、それくらいの時間でも「人が多すぎて全然進めない」ってことはないです。会場(有料観覧席エリア)に行く道は幾つかに枝分かれしていて、どこも普通のスピードで歩けます。

これは8/3の18:30くらいの会場に向かう大通りの様子

長岡花火混雑状況の写真

なので、19:20の打ち上げ開始に着席して余裕持って間に合う長岡駅到着時間は18:30くらいかなと。(会社半休でいけるんです!

長岡駅に向かう新幹線の指定席はとれるのか?

長岡花火の2日間はかなりの本数の臨時新幹線がでます。通常ダイヤの新幹線は1ヶ月前に予約開始するのでその時点で予約できればベストですが、まあ最悪並べば自由席に座っていけますからね。(ちなみに、2019年は長岡着16:30くらいの東京発新幹線の指定席は当日の昼にもとれました。)

花火終了後、会場から長岡駅まではどれくらいかかるか?

花火の打ち上げ終了がだいたい21:10くらい。21:00前くらいからぼちぼち帰り始める人達がでます。全て終わってから動き出して(右岸ベンチ席から)駅までそんなに早足ではなく歩いて30分〜40分くらいという感じでした。一番混むのは会場の土手を越えるところ。そこを抜ければ駅まではすいすい進めます。

こんな感じで普通に歩けるくらい

長岡花火終了後の混雑状況

駅前の大通りは車両通行止めになっていて、駅への整列入場がされています。

長岡花火終了後の駅整列乗車
  • 新幹線自由席新潟方面行き
  • 新幹線自由席東京方面行き
  • 新幹線指定席(新潟も東京も一緒)
  • 在来線

に分かれていて、21:45くらいで一番列が長かったのは、新幹線自由席新潟行き。指定席を持っていると専用レーンで入場ができてスムーズ。JRの方のオペレーションも完璧。ここも「並んで待つ」という時間はなく、列はどんどん流れて駅について数分でホームまで入ることができました。ただ、自由席新潟行きの人たちはかなり列になっていたぽいのと、在来線は明らかに入場制限っぽい感じになっていた。とりあえず何かしらの新幹線指定席券があれば駅には優先的に入れる、ので早めについたらあいてる自由席に乗ってもいいわけです。

2023年は要注意!

↑だったのは2019年まで!!2022年はなんと新幹線は「紙チケット」と「チケットレス」で列を分けていてその中の「自由席」と「指定席」を分けずに並ばせてた!!なので、せっかく指定席を持っていても新幹線に乗れない人が続出しました。指定席持っているのに花火の途中で帰らないといけないのは悲しすぎます。

過去のJR長岡駅の誘導が神だっただけにとても残念。2023年は改善されることを期待します。※それでも2022年1日目は酷いカオスだったけど2日目は比較的スムーズだったのはなにかが改善されたのかも。

東京から日帰りは可能なのか?

長岡から東京への最終新幹線は21:58発。2023年は指定席のある長岡→東京の新幹線最終は22:16発。これに乗れば東京からの日帰りもできます。私は2019までは会場右岸ベンチ席を21:15に出て駅で缶ビールとおつまみを買って、最終便に間に合いました。(会社半休でいけるんです!!)指定席がなくても東京まで1時間半くらい。立っていられない時間ではないはず・・・。(できれば座りたいですけどね・・・)

長岡と新潟の宿泊施設状況はどうなのか?

長岡市内に宿泊するのは無理です。翌日に余裕がある人は、新潟泊が良いと思います。長岡→新潟の新幹線は本数も多く遅くまであるので、会場をゆっくり出て間に合います。

新潟市内の宿泊施設は繁忙期価格になってるところが多いですが、予約取れなくはないです。ビジネスホテルは直前になってキャンセルも結構でるみたいで、1ヶ月前に満室ばかりで絶望してても、1週間くらい前に見たらぽっと空いてる時があるし。

動員100万人という数字にビビるべからず

公式発表では2日間で100万人超えとのことですが、「会場に来ている人」以外に、家のベランダから見てる人、とかもカウントされている(らしい)ので、「めっちゃ混んでそう」のイメージはあくまでもイメージですw。少なくともコミケよりは混んでいないと思う。

注意しないといけないこと

右岸の西陽やばい

陽が沈む19時くらいまで右岸側は太陽に向かうことになり、日差しがやばいです。花火は夜だからとあなどらずに帽子とサングラスが必要です。

会場に飲食の販売はなし

有料観覧席エリアにはほとんど飲食ブースがありません。おかげでとても綺麗なんですがビールや枝豆は会場までの大通りで買っておいたほうが良いです。

というわけで、思っていたよりずっとホスピタリティあふれる花火大会で、一度行ったら絶対に翌年も、翌々年も行きたくなるはずです。なぜなら私がそうだからw。

あると便利なもの

マス席はベニヤ板に直座るのでお尻痛くなります・・・。こういう軽くてコンパクトなアウトドア座布団があるととても快適です!(なんせ2時間あるので)

虫除け。ブヨはいなかった記憶だけど蚊には刺されました。川沿いですからね。私が使ってるこれはノンガスタイプで軽くてコンパクトなので愛用してます。定期的に吹きかけるべし。

幅2kmに渡って打ち上がるフェニックスの規模感

2kmの幅で打ち上げられるフェニックス。2kmということは新宿駅から原宿駅まで。つまり↓こういう規模感で花火が上がります!(この美しい写真はタビダーさん)これやばくないですかw?

長岡花火2kmに渡って打ち上がるフェニックス

長岡花火の歴史を知るのにおすすめの本

半世紀以上にわたって長岡花火を打ち上げ続けてきた花火師の嘉瀬誠次さんを取材した本。薄暮に打ち上がる3発の白菊の意味、花火師の想いなどこれを読むと理解が深まります。

最後にド素人の私が撮った写真。これ、まじで生で見る感動の1000分の1くらいですからね?!

尺玉クラスがバンバンあがる

長岡花火写真

息ができないくらいの光彩

長岡花火写真2

 幅2kmにわたって打ち上がる「フェニックス」!

長岡花火写真3

来年はマス席を買ってみんなを招待したい!